会議でうなずかれても、行動が変わらない。資料を作り込んでも、相手の反応が鈍い。多くの場合、原因は伝え方のテクニックではなく、その手前にある「相手に何が起きているかを、こちらがどれだけ正確に捉えられているか」にあります。ArtThinkLabでは、この土台となる力を「知覚力」と呼んでいます。
知覚力は感覚の話ですが、感覚だからこそ鍛えられます。対話型アート鑑賞という手法を使い、正解のない絵画を題材に「見えたこと・感じたこと」をそのまま扱う練習を重ねることで、日々のコミュニケーションでも同じ力を発揮できるようになります。
知識量・スキルの正確さで差がついていた時代。
情報は誰でも手に入る。差がつくのは「相手にどう届けるか」。
相手を正確に捉え、伝わる形にできる人が選ばれる。
相手の表情の変化、声のトーン、間(ま)といった言葉になっていない情報から、いま何が起きているかをそのまま受け取る力です。評価や解釈を挟まずに「見る」ことが出発点になります。
知覚したものを、独りよがりな表現にせず、相手に届く言葉に変換する力です。ここが弱いと、せっかく捉えたものが「伝えたつもり」で終わってしまいます。
相手の感情や感覚を、自分の枠組みで判断せずに一緒に見にいく力です。同意することではなく、同じ景色を見ようとする姿勢そのものが共感です。
対話型アート鑑賞(VTS)は、正解のない絵画を前に「何が見えるか」「なぜそう思うか」を対話しながら鑑賞する手法です。答え合わせをしない場だからこそ、自分の思い込みに気づき、他者の見方を受け取る練習ができます。
ArtThinkLabの講座では、この手法をビジネスの現場で使える形に落とし込み、知覚力・言語化力・共感力を体感的に鍛えるプログラムとして提供しています。